レーシックの過矯正とは?その症状と再手術など治療すれば治るのか

レーシックについて考えたとき、あなたはどのようなイメージを持っているでしょうか?
「もっと遠くが見えるようになる」
「ものの輪郭がはっきりくっきり見えるようになる」
レーシックによってそのイメージに近づくのは確かなことですが、遠くまでよく見えて、ものの輪郭がはっきりくっきり見えるようになればレーシックは成功なのでしょうか?

実はそうではありません。
視力さえ上がればいいというものではなく、逆に見えすぎることも人間の体に不調をきたしてしまいます。

レーシックによって視力が間違いなく上がっているので、失敗にカウントされることはありませんが、視力が出すぎることは後遺症としてとらえられています。
こちらでは、レーシックによって視力を矯正しすぎてしまう「過矯正」についてお話ししていきます。

過矯正の症状について


過矯正になると、以下のような症状が現れます。

  • 目が疲れやすくなる
  • 頭痛や偏頭痛がする
  • 肩がこる
  • めまいや吐き気がする
  • まぶしさを感じる
  • 術前と比べてものの見え方が変わる
  • 目が乾く
  • 目が充血する

◆目の疲れ
過矯正によって感じやすい症状は目の疲れです。
これまで遠くがぼんやりとしか見えていなかったのに、レーシックによって急に視力が上がり、たくさんの情報が一度に入ってくるようになることで、以前とは違う状態に体が順応できなくなってしまうのです。
また遠くを見たり近くを見たりする際に、目の中の水晶体が薄くなったり厚くなったりしますが、その際にこれまでにないくらい筋肉を使うようになり、目がとても疲れてしまうのです。

◆めまいや頭痛
めまいや頭痛を感じるという人も多くなっています。
例えば度数のきつすぎる眼鏡をかけると、これまでの見え方との差についていけず、頭がクラクラして目が疲れると感じることがあるでしょう。
これが起きている間じゅうずっと続くと、以前には感じなかったような不快感を持つようになるケースがあり、眼鏡なら外すことができますがレーシックはそうすることができないというのが過矯正の問題点なとなっています。
人間の目には遠方視力・近方視力・動体視力・暗視力・色覚・深視力が備わっており、それぞれがバランスよく共存しています。
このうちレーシックによって矯正できるのは遠方視力だけで、各視力のバランスが変わってしまい他の視力にまで影響を及ぼすこともあり、色彩などの見え方が以前と違うように感じられることもあります。

過矯正による症状の出方は人それぞれですが、以前には感じなかったような不快感や落ち着かなさを感じている人も多いのです。

過矯正になってしまったらどうする?治療法はあるの?


クリニックではレーシック前の術前検査でさまざまな数値を計測し、その人に合った削り方をプランニングしますが、思いがけず視力が出すぎてしまうことがあります。
そのようなときは以下の対処法が考えられます。

  • 眼鏡をかける
  • レーシック再手術を行う

レーシック後にはどの人も術前より大幅に視力が上がっているため、一時的に過矯正の症状が出ることもあります。
これは慣れによって改善してくる可能性がありますから、それまでの間眼鏡をかけておくことで、見え方の急激な変化をなだらかにすることができ、過矯正が持続してしまった場合でも、見えすぎてつらいときには眼鏡をかけることで日常生活が支障なく送れるという人もいます。

また角膜の厚みがまだ十分に残っているなら再手術をするという方法もあります。
一度目の手術でどれくらい視力が出たかというデータがありますので、再手術でまだ過矯正状態が残るということはまずありません。
その人の角膜の状態によって再手術できるかどうかが変わりますから、クリニックで相談し再検査などを受けて判断してもらいましょう。

レーシックでは適度な見え方が大切!見えすぎる場合は再手術も


レーシックで大切なのは、よく見えるようになることではありません。
自分に合った視力に矯正することが、術後の生活の質を上げるために重要なのです。

例えば読書が好きだったり、仕事で手元を見ることの多い人は、あえて1,0よりも下にとどめておくなどの調整も可能です。
ですがクリニックによっては、特に申し出のない限り1,5を目指すというところもあるようですから、事前に希望する見え方を伝えておく必要があるでしょう。

もし過矯正になってしまっても眼鏡や再手術で治る可能性があります。
ですがやはり、一度のレーシックで思い通りの視力に矯正できるのが理想です。

レーシックには過矯正の危険性があると理解したうえで、クリニックとの間でしっかりと術後の見え方について意思疎通をはかるようにしたいですね。

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