レーシック後の近視の戻りは何が原因か?その確率や予防法まで解説

レーシック手術を受けて視力が上がった後に、また視力が下がってくることがあります。
これを「近視の戻り」といいます。

「近視の戻りが自分にも起こるかもしれない」という不安から、レーシックに踏み切れないという人も多くいるのが実際のところです。
こちらでは気になるレーシック後の近視の戻りについて、その原因や予防法などをお話していきます。

レーシック後の近視や乱視の戻りはなぜ起こる?


レーシック後の近視戻り・乱視戻りは、手術を受けた全員に起こるわけではなく、一部の人に起こる現象なのです。
レーシック手術では角膜を削って視力を矯正しますが、人によっては削った後の角膜が再生しようとする働きが強く出ることがあります。

これは人体の自然治癒力の表れであり正常な働きなのですが、削った部分が以前のように再生されてくることで、また近視や乱視が戻ってくるという仕組みです。
レーシック前にはこの角膜再生のことも考慮に入れてどれくらい削るかのプランを立てるのですが、まれに想定外の再生が起こる場合があるということなのです。

また強度近視の人は角膜を深く削る必要があります。
そうすると角膜の強度が落ちたり、眼圧によって角膜が変形したりすることも。

角膜が変形すると見え方が変わるため、手術前に想定していたよりも視力が矯正されていないと感じることがあります。
これもレーシック後の近視の戻りの原因として多くみられるケースです。

角膜再生や角膜変形のほかにもうひとつ、術後の生活によって近視の戻りが促進されることがあります。
レーシック手術自体は成功して視力が戻っても、その後にスマホやパソコンで目を酷使したり、ゲームに没頭したり、不規則な生活をしていたりすると近視が進行してしまいます。

このケースも術後の近視戻りによくみられるケースですが、上記の2つと違っているのは自分で予防できたはずだということ。
こちらについては、しっかり自己管理できていると起こらないケースだといえるでしょう。

どのくらいの人の視力が術後に戻るの?

レーシック後に視力が1.0以上あったとして、角膜再生により近視戻りが起こる人は、術後3ヶ月くらいまでに視力の低下を感じるようになります。
角膜を削りすぎて変形してしまうケースと合わせても、起こるのは本当に稀なことです。
ですがゼロではないということを知っておく必要があるでしょう。

また術後の生活によって禁止の戻りが起こるケースは、上の2つに比べると可能性が高くなっています。
レーシック手術後6年経過するころには半数くらい、8年後には6割の人が視力の戻りを感じるようになります。
さらに10年後には、レーシック直後の視力を保っている人はごく少数となってしまうのです。

レーシックはあくまでも、手術を受けた時点での視力を矯正するものです。
その後の視力の低下まで保証するものではないということを理解しておく必要があるのです。

どうすれば視力の戻りを防げるの?

その人の角膜がどれくらい再生するかについては、レーシックを受けてみないと分からないというのが本当のところです。
術前検査である程度の予測はつきますが、結果的に低矯正になってしまうケースはやはりあるのです。
これを防ぐ手立ては今のところありません。

また角膜を削りすぎてしまうケースは、角膜の強度や厚さがレーシックに耐えられるかどうかをしっかり判断することである程度防ぐことができます。
もし術前に不安があるなら、セカンドオピニオンを受けてみることも予防法のひとつになるでしょう。

日常生活の送り方によって近視の戻りが起きてしまうケースについては、生活習慣を改めていくことが予防になります。

  • 暗いところで細かい作業をしない
  • スマホやパソコンを長時間操作しない
  • 暴飲暴食、睡眠不足に気を付ける
  • 乾燥などの目の不調を放置しない

これらに気を付けていても、遺伝や老化の影響は少なからず受けてしまいますが、それでも近視の戻りを少しでも遅らせることはできます。
どのケースも、術後1年を経過して視力が低下していなければ、その後さらに低下する可能性はかなり低くなります。
術後1年間をまず無事に過ごすため、目に優しい生活を送るように心がけていきたいですね

レーシック後に視力が元に戻ったときはどうする?


レーシックを受けた後に視力低下を感じたら、まずクリニックに連絡して診察を受けましょう。
また自覚していなくても、術後検診を受けていくうちにクリニック側から指摘されることもあるでしょう。

角膜の厚さがまだ十分に残って入れば、再手術を受けることができます。
1度目の手術のデータに近視戻りの事実を加えて精査しますので、再手術でもまだ視力が思ったように矯正されないということは起こりにくくなっています。

もし角膜の厚さが足りずに再手術ができない場合には、眼鏡やコンタクトレンズで視力を矯正することになります。
近視の戻りが生じても、術前の視力にまで戻ってしまうことはまれです。
そのため眼鏡やコンタクトレンズを必要なときに装着するという方法で、補助的に使う人が多くなっています。

レーシック後の視力の戻りにいち早く対応するため、クリニックから指示された術後の定期検診は必ず受けるようにしましょう。
1ヶ月後、3か月後、半年後、1年後などに設定されていることがほとんどですから、その都度視力を計測し、変化に敏感になっておくことが大切なのです。

視力の戻りはあり得ること!そうならないための工夫をしよう


レーシック後の近視や乱視の戻りは、誰にでも起こり得ることです。
もともと近視が強い人は、レーシック後も近視が進行しやすいというベースがすでにあります。
遺伝的な要素や生活習慣、加齢も近視の戻りを加速させる要因ですが、それを自覚して術後の生活を送るようにしましょう。

レーシックはそのときの視力を矯正する手術であり、術後ずっとよい視力を保証するものではありません。
手術が成功しても、その後は徐々に視力が低下していくものだということを理解しておきましょう。

そしてレーシック以前にスマホやパソコンを見すぎていたり、ゲームをしすぎていたりという自覚がある人は、同じような生活を送らないように気を付けてください。
せっかくレーシックを受けて快適な生活が送れるようになるのですから、なるべく長い間良好な視力を維持できるように、目に優しい生活を心がけるようにしていきたいですね。

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