レーシックで遠視は克服できる!治療法からリスクまで

遠視とは?

わたしたちの目は、ピントがしっかり網膜の上で合っていると正常にものを見ることができますが、網膜より後ろでピントが合ってしまうと遠視という状態になります。
遠視は遠くが見やすくて近くが見にくいと思われがちですが、実際には遠くも近くも見にくい状態で、ピントを合わせる力が弱いため、どこを見るにも目に負担が多くかかり、目が疲れやすくなってしまうのです。
遠視は遺伝的な要素があると考えられており、メガネやコンタクトレンズでピントを調整するという治療が長く行われてきました。

レーシックによる遠視治療とは?

遠視には軸性遠視と屈折性遠視に区分することができます。
眼軸が短いために起こる軸性遠視は、成長とともに眼軸が発達する可能性があるため、レーシックではなくメガネによる矯正が主になります。

いっぽう水晶体の屈折力の弱さが原因となっている屈折性遠視については、レーシックで治療することが可能で、レーシックにより角膜を削ることで光の屈折を変え、視力を矯正することができるのです。

レーシックによる遠視治療には、角膜にフラップを作る際にフェムトセカンドレーザー、角膜を削る際にエキシマレーザーを使います。
近視の人の視力矯正とは角膜の削り方が異なり、レーザーで凸状に中央部を残して網膜上にピントが合うように矯正していきます。

遠視治療に向いているレーシックの種類は?

レーシックといってもいくつかの術式に分類されますが、遠視に向いているのは以下のものです。

・スタンダードレーシック
マイクロケラトーム(医療用カンナ)でフラップを作る
エキシマレーザーで遠視を矯正する

・イントラレーシック
フェムトセカンドレーザーでフラップを作る
エキシマレーザーで遠視を矯正する

・アイレーシック
ウェーブスキャン・ウェーブフロントで目を解析する
フェムトセカンドレーザーでフラップを作る
エキシマレーザーで遠視を矯正する

・エピレーシック
エピケラトーム(医療用カンナ)でフラップをつくる
エキシマレーザーで遠視を矯正する

・フェイキックIOL
フラップを作らず眼内レンズを挿入して遠視を矯正する

フェイキックIOL以外の術式については、フラップを形成する方法が違うだけで、エキシマレーザーによる遠視の矯正工程は同じです。

レーシックによる遠視治療がおすすめの人は?

レーシックで遠視矯正できるのは以下にあてはまる人となっています。

・屈折性遠視で、6Dまでの人(日本眼科学会のガイドラインによる度数)
・メガネによる頭痛や目の疲れがある人
・スポーツを楽しみたい人
・角膜の厚みが足りている人
・18歳以上の人

屈折性遠視の人は、角膜を削ることで光の屈折を変え、網膜でピントを合わせられるように矯正することができます。
レーシックで遠視を矯正することで、欠かさずかけなければならなかったメガネやコンタクトレンズとさよならすることができるでしょう。
また裸眼で過ごせることにより、スポーツにも思い切り打ち込めるようになります。

角膜の厚みは、角膜を削るというレーシック手術の特徴から必須の条件となっています。
自身が遠視のレーシック手術に興味があるなら、まず術前検査で角膜の厚みが足りているか調べてもらうことをおすすめします。
またレーシック手術に年齢制限があるのは、18歳未満の場合まだ目が成長し状態が変化するかもしれないからです。
特に軸性遠視の場合はその可能性がありますので、レーシックではなくメガネによる矯正になると知っておきましょう。

レーシックによる遠視治療の手順は?

レーシックによる遠視矯正手術の手順は以下のとおりです。

・点眼麻酔をかける
・フラップを形成する
・エキシマレーザーで視力を矯正する
・フラップを戻し、消毒して終了

所用時間は20分程度です。
術後は15分くらいのダウンタイムが必要となります。

レーシックによる遠視治療のリスクは?

技術が年々向上し安全性が高まっているレーシック手術ですが、リスクも存在しています。

・角膜を切開することによりドライアイになることがある
・角膜についた微細な傷により、術後にハログレア現象が出ることがある
・近視手術ほど劇的に視力が回復しないことがある
・術後に遠視の症状がふたたび出てくることがある

角膜を切開しフラップを形成する手術ですから、ドライアイやハログレア現象といった後遺症のリスクはある程度存在するといえるでしょう。
これらの後遺症は、個人差が大きいため、手術を受ける側がフラップの形成方法を選んだり、信頼できるクリニックを探したりという工夫でリスクをある程度軽減させることが可能です。

またレーシックによる遠視矯正は、近視の場合より劇的に視力が回復しないケースがあること、術後戻りとよばれる視力の低下が近視よりも多くなっているということも頭に入れておくようにしましょう。

遠視はレーシックで視力矯正できる!自分に合った術式を選ぼう

子どものときからずっとメガネをかけているという遠視の人は多いですが、レーシックで治療できるようになりクリニックを訪れる人が増えています。

近視も遠視もピントを合わせる矯正の工程が違うだけで、基本的な手術の手順は同じです。
レーシックは近視の人がするものでしょ?と思っている人が多いのですが、遠視の人も条件が合えば問題なく受けることができます。

遠視を矯正できるレーシック手術にはいくつかの種類がありますから、自身の状態や希望をかんがみながら、最適な術式を選ぶようにしましょう。
どれが自分に合っているか分からないという場合は、クリニックに問い合わせて話を聞いてみるといいですね。

カウンセリングや適応検査は気軽に受けることができます。
まず自身がレーシックによる遠視矯正手術を受けられそうかどうか、調べてみるのもいいかもしれませんね。

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