レーシックでは対応できなくてもフェイキックIOLなら手術可能!リスクのない新しい視力矯正とは

フェイキックIOLってどんな術式なの?

フェイキックIOLとは「永久コンタクトレンズ」とも呼ばれている術式で、目の内部に挿入するICLという眼内レンズを使ったレーシック手術です。
レーシックというと角膜をめくるイメージがありますが、フェイキックIOLはほんの小さな穴をあけて、そこから小さく折りたたんだ眼内レンズを挿入していきますので、傷口がとても小さくて済みます。
傷口が小さく、めくっていないためその後の回復が早いというメリットがあります。
レンズを挿入して視力を矯正するため角膜を削る必要がないという点、そして挿入したレンズをのちに入れ替えたり取り外してしまったりできるという点も、他のレーシックにはない特徴だといえるでしょう。

フェイキックIOLには、「前房型」と「後房型」の2種類の術式があります。
前房型レンズのことをIOL、後房型レンズのことをICLと呼んでいます。
現在のフェイキック手術では9割をICLが占めており、後房型レンズが主流となっています。
(その人の目の状態によってどちらの術式になるかが決まります)
前房型の場合は片目ずつの手術となりますが、後房型の場合には両目一度にできることも。
片方ずつ手術するかどうかは執刀医の判断となりますので、事前によく話を聞いておきましょう。

フェイキックIOLで使用する機器について

フェイキックIOLでは、角膜を切開してフラップを作る必要はありません。
眼圧をコントロールするために虹彩に穴をあける必要がありますので、そのためにレーザー機器を使用します。
そして小さく折りたたんだ眼内レンズを発射するためのインジェクターを使います。
他の術式に比べ、フェイキックIOLで使用する機器はたいへんシンプルなものとなっています。

フェイキックIOL手術の方法は?

フェイキックIOL手術の手順は以下のとおりです。
所用時間は20分程度です。

・点眼麻酔をおこなう
・レーザーで虹彩に穴をあける(クリニックにより事前に済ませておく場合も)
・強膜を一部切開し、ICLレンズを挿入し固定する
・切開部分を縫合し、消毒して終了

フェイキックIOLが向いている人は?

フェイキックIOLは角膜を削らない視力矯正手術です。
そのため、角膜を深く削る必要のある強度近視の人や、角膜が薄かったり形状に異常があったりしてレーシックが受けられないと言われた人でも受けることができます。
また一度入れたレンズを取り出したり、入れ替えたりすることができますので、うまく視力が回復するかどうか不安な人にも向いているでしょう。

一般的なレーシック手術では、角膜を切開しフラップを作る際に、微細な傷が入ってしまいます。
その傷に光が反射し、術後にまぶしさを感じることが増えるという後遺症があります。
フェイキックIOLでは角膜を切開しませんので、ハロ・グレア現象と呼ばれるまぶしさの後遺症のリスクがとても低くなっています。
レーシックではこのハロ・グレア現象が気になるという人が多いのですが、フェイキックIOLではその心配はいりません。
レーシック手術後の後遺症が気になるという人も、安心して受けることができます。

フェイキックIOLにはリスクがある?

フェイキックIOLは角膜を切開しないため、手術そのもののリスクは他のレーシックよりも低くなっています。
ですがリスクがゼロというわけではなく、以下のことに注意する必要があります。

・術後5年~10年経過して、角膜内細胞が減少することがある
・術後の白内障リスクがわずかに上がる
・人によっては片目ずつしか手術できないことがあり、その場合しばらくの間不便な生活となる
・他のレーシック手術に比べて費用が高い

角膜内細胞は、人間が生まれたときにはすでに数が決まっています。
フェイキックIOL手術後の角膜内細胞の数に異常がなくても、5年経過してから急に減ってしまう人が一定数存在しています。
またICLレンズに穴があけられるようになってからは、術後の白内障リスクはかなり下がっています。
それでも白内障になってしまった場合には、すでに入っているレンズを取り出して白内障用のレンズに入れかえることで対応することが可能です。

フェイキックIOLは片目ずつ手術することが多い術式です。
片方を手術したあと、経過を見てもう片方の手術をします。
その間はクリニックの指示により眼帯をしたり、保護用のメガネをかけたりする必要があります。
一気に両目を手術することができないというのは、デメリットだと感じる人もいるでしょう。

またフェイキックIOLは、他の術式に比べて費用が高く設定されています。
これはICLレンズが高価なためです。
ひとりひとりの目に合わせて作りますので、手術を受けたいと思ってからレンズが仕上がるまでにも時間がかかります。
これらのことを総合的に考えあわせ、納得してからフェイキックIOLを受けるようにしましょう。

角膜切開しないフェイキックIOLには多くの可能性がある

フェイキックIOLには、レーシックの他の術式とは大きく違う点があります。
それは角膜を切開してフラップを作ることがないという点。
傷がごくわずかで済むため、ハロ・グレアなどの術後の後遺症リスクもたいへん低くなっています。
術後に視力が変わっても、それに応じて新しいレンズに入れ替えることができますし、レンズそのものが目に負担になっている場合には外してしまうことも可能。
また老化による白内障にも対応できるため、そのときの状態に応じて最適なレンズを入れておくことができるのです。
フェイキックIOLは、角膜の厚みが足りないためにレーシックができなかった人でも受けられることがある術式です。
さらにレンズそのものを作る技術もどんどん進化していますので、フェイキックIOLはこの先視力矯正手術の主流になっていく可能性をふんだんに秘めている術式だといえるでしょう。

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