ラゼック、エピレーシック、PRKの違いと共通点

ラゼックってどんな術式なの?

ラゼックは、アルコールで角膜上皮を柔らかくして取り除いたのち、レーザーを照射して視力を矯正する術式です。
角膜は5層構造になっており、角膜上皮は一番外側の部分であるため、一時的に取り除いてもまたすぐに再生してくるという特徴があります。
角膜上皮が元通りに再生すると、アルコールで削った部分のダメージはなくなり元通りになるのです。

角膜を削らないラゼックですが、リスクは存在しています。
・術後に痛みが数日続くことがある
・角膜上皮が回復するまでに数日かかる
・術後しばらく保護用コンタクトレンズをつけたり、サングラスをかけたりする必要がある

フラップを形成した場合に起こるドライアイやハログレア現象などの後遺症の心配はほとんどありませんが、アルコールで角膜上皮を取り除くという工程により、回復には数日の時間を要します。
そのため術後すぐに普段通りの生活ができるということはないと知っておきましょう。

ラゼックの手順は以下のとおりです。
・点眼麻酔をかける
・アルコールで角膜上皮を柔らかくして取り除く
・エキシマレーザーを照射して視力を矯正する
・消毒後、角膜保護用コンタクトレンズを装着して終了

所用時間は20分程度、術後には15分程度のダウンタイムが必要となります。

エピレーシックってどんな術式なの?

エピレーシックは、エピケラトームという医療用カンナで角膜上皮を削りフラップを形成します。
角膜上皮は新陳代謝する部分ですから、いずれ新しい角膜上皮が再生してきてフラップ部分は剥がれ落ちていきます。
そのためフラップの継ぎ目が残らず、後遺症の心配がない術式となっています。

エピレーシックにもリスクは存在してます。
・一般的なレーシックよりも、回復にやや時間がかかる
・術後に痛みが数日続くことがある
・術後しばらくは保護用サングラスをかける必要がある
・術後にハログレア現象が出ることがある

角膜を断ち切る一般的なレーシックよりも、角膜上皮だけをめくるエピレーシックのほうが、術後のドライアイやハログレア現象などのリスクは軽減されています。
ですが角膜上皮の新陳代謝がすすみ細胞が入れ替わるまでの間は、視力の戻りや見え方が安定しないこともあります。
そしてその間は保護用サングラスを装着する必要があるのです。
また角膜上皮には痛みを感じる神経が通っていますから、術後数日は違和感や痛みを感じることも。
人によっては夜間のハログレア現象が出ることもあると知っておきましょう。

エピレーシックの手順は以下のとおりです。
・点眼麻酔をかける
・エピケラトームで角膜上皮を削りフラップを形成する
・エキシマレーザーで視力を矯正する
・フラップを戻し、消毒して終了

所用時間は20分程度、術後には15分ほどのダウンタイムが必要となります。

PRKってどんな術式なの?

PRKは、角膜にフラップを形成せず薄く削り取ったのち、直接エキシマレーザーで視力を矯正する術式です。
フラップを形成しないため、戻した後のズレなどを気にする必要はありません。
取り除いた角膜上皮は術後しばらくすると元通りになり、以前と変わらない目の状態が戻ってきます。

フラップを形成しないPRKにも、リスクは存在しています。
・術後に痛みが数日続くことがある
・角膜上皮が回復するまでに数日かかる
・術後しばらく保護用コンタクトレンズをつけたり、サングラスをかけたりする必要がある
・視力は術後すぐではなく徐々に回復していく

角膜上皮は新陳代謝していく部分ですが、回復までには数日の時間が必要です。
それまでの間は目に痛みがあったり、違和感があったりすることもあります。
角膜上皮を取り除いているため、術後はコンタクトレンズを入れて保護し、外出時にはサングラスをかける必要があります。
また一般的なレーシックでは術後すぐに視力が上がることが多いのですが、PRKでは角膜上皮が再生してくるまでは不安定な状態となります。
角膜を断ち切らない方法ですからドライアイなどの後遺症リスクは軽減しますが、その代わり術後の回復には数日かかるということなのです。

PRKの手順は以下のとおりです。
・点眼麻酔をかける
・レーザーで角膜上皮を取り除く
・エキシマレーザーで視力を矯正する
・消毒し、保護用コンタクトレンズを装着して終了

所用時間は20分程度、術後には15分ほどのダウンタイムが必要となります。

ラゼック、エピレーシック、PRKの共通点は?

ラゼック、エピレーシック、PRKに共通しているのは、角膜を削らないという点です。
このうちラゼックとエピレーシックはフラップを形成しますが、角膜ではなく角膜上皮を削ります。
角膜上皮は新陳代謝で入れ替わっていく部分ですので、フラップのつなぎ目は自然になくなっていくのです。
PRKはそもそもフラップを形成しませんので、この3つはどれも角膜にダメージを与えることがありません。
そのためフラップ形成後にみられるドライアイの症状や、ハログレア現象などの後遺症の心配が軽減しています。
角膜を削ることがないため、これまで角膜の厚みが足りずにレーシックが受けられなかった人でも適用になる可能性があるというのも、この3つの共通点です。
ラゼック、エピレーシック、PRKはどれもフラップずれの心配がないため、格闘技などの激しいスポーツをする人や、体を動かすことの多い仕事をする人に向いている術式です。

ラゼック、エピレーシック、PRKの相違点は?

ラゼック、エピレーシック、PRKでは、フラップを作るか作らないか、そしてフラップをどうやって作るかが違っています。
ラゼックはアルコールを使用、そしてエピレーシックはエピケラトームを使用してフラップを形成します。
またPRKはフラップを形成しません。
角膜を削らないところは一致していても、角膜上皮の削り方や取り除き方にはそれぞれ違いがあるのです。

ラゼック、エピレーシック、PRKの特徴を知り、自分に合った術式を選ぼう!

ラゼック、エピレーシック、PRKはどれも角膜を削ることはありませんが、手術の工程が違っています。
それぞれの特徴を知り、もっとも自分に合った術式を選ぶことで、満足のいく視力矯正ができます。
角膜を削りたくない、角膜の厚さが足りないという人にはこれら3つの方法がおすすめですが、どれが適しているのか分からないこともあるでしょう。
まずはクリニックに相談し自身の目の状態を精査してから、医師と一緒にどの術式を選べばいいか決めていくことになります。
その際には、こちらにあげた知識を頭に入れておけば話がスムーズに進むでしょう。
ぜひ自分に合った術式を見付けていただければと思います。

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