レーシックってどんな術式?何を使うの?治療方法について

レーシックという術式とは?

レーシックとは、別名スタンダードレーシックとも呼ばれている術式です。
マイクロケラトームという医療用カンナを使ってフラップを作ります。
スタンダードレーシックが開発された1990年からしばらくの間は、レーシックといえばこの術式ということで、スタンダードレーシックを「レーシック」と呼んでいました。
最近では医療用レーザーでフラップを作る術式も出てきていますが、スタンダードレーシックはポピュラーな術式のひとつとして現在も多くの人から選ばれ続けています。

レーシックに使う医療機器は?

スタンダードレーシックには、マイクロケラトームという医療機器を使います。
これは超小型の金属製カンナで、角膜にフラップを作るための器具です。
マイクロケラトームは、眼球を動かないように固定する部分と、角膜を削る部分で構成されています。
以前のマイクロケラトームでは、作成されるフラップの厚みは0.15ミリくらいでしたが、最近では技術の進歩により0.09ミリという薄さで削れるようになってきました。
レーシック手術では、このフラップの出来具合が術後の視力を大きく左右します。
そしてフラップの出来具合は、医師の技量精度により変わってきます。
できるだけ薄くフラップを作れるマイクロケラトームと、熟練の技術を持った医師という組み合わせによって、術後の快適な生活が実現できるのです。

スタンダードレーシックはこんな人におすすめ!

マイクロケラトームを使用したスタンダードレーシックは、レーザーを使用した術式よりも安価で手術を受けることができます。
また熟練の医師のマイクロケラトームによるフラップ作成のほうが、レーザーよりも痛みを感じずに済むことが多くなっています。
この2点がスタンダードレーシックの大きなメリットです。
お金はあまりないけれどレーシック手術を受けたい人や、この人なら安心して任せられるという医師をもう見付けている人には、スタンダードレーシックをおすすめします

スタンダードレーシックを受けられない人はいるの?

スタンダードレーシックを受けるには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
一般的な条件は以下のものです。

・18歳以上40歳以下であること
・乱視や近視が強すぎないこと
・角膜の厚さが足りていること
・妊娠中や授乳中でないこと

18歳未満では体の成長とともに眼球も成長し、視力が不安定であるという理由でレーシック手術を受けることができません。
また40歳からは老眼が進行することが多くなり、目の調整能力が衰えてきます。
年齢条件はクリニックによって上限が異なっており、40歳以上の人も受けられる可能性がありますので相談してみてください。
これらの他にも、クリニックにより個別の条件がもうけられている場合があります。
そのためカウンセリングで、自身がスタンダードレーシックを受けられるかどうかを確認しておく必要があるでしょう。

スタンダードレーシック手術の方法

スタンダードレーシック手術の所要時間は20分程度です。
他の術式と所要時間はほとんど変わりません。
手術の手順は以下のとおりです。

① 点眼タイプの麻酔を数的点眼する
② マイクロケラトームで角膜を削りフラップを作成する
③ フラップを開き、レーザーを照射して矯正する
④ フラップを戻して消毒する

レーシック手術は点眼麻酔で行われますので、意識がはっきりとあるのが特徴です。
上記のどの工程にかかっているのかが察知できますし、器具が近付いてくるのも分かります。
それが怖いため、全身麻酔で受けたいと思う人もいます。
ですがレーシック手術に全身麻酔を採用しているクリニックはほとんどありません。
なぜなら全身麻酔によるリスクのほうが高いからです。
また全身麻酔をするとその後のダウンタイムが長くなるため、レーシック手術のメリットである日帰り手術ができなくなってしまいます。
実際にレーシック手術を受けた人の感想では、思っていたよりも怖くなかったという声が多数あります。
点眼タイプの麻酔の効きがとてもいいため、術中に痛みを感じることもほとんどありません。
所用時間20分程度という手軽な日帰り手術は、点眼タイプの麻酔のおかげで成立しているといえるでしょう。

スタンダードレーシック手術のリスクって?

スタンダードレーシックで用いるマイクロケラトームとは、医療用カンナのことです。
医師が手動で行うため、やはりどうしても毎回同じ水準を保ちながら手術をするのは難しいといえます。
そのため失敗してしまう可能性は低いながらもゼロではありません。
また手術自体は失敗でなくても、フラップの精度があまり高くなかったために、術後にだんだん合併症が出てきたり、視力が思ったように回復しなかったりということもあり得ます。
逆にいうと熟練した技術によって、スタンダードレーシックでもレーザーを使用したレーシックと変わらないほどの結果を得られることも多くあります。
ですがやはり医師も人間ですから、その都度仕上がりに若干の差があることは避けられないのです。
その点がスタンダードレーシックの持つリスクだといえるでしょう。

レーシックの術後や復帰はどうなる?

スタンダードレーシックの手術が終わると、回復のために15分ほど休憩をとります。
眠ってしまわないように気を付けながら、目を閉じて休んでください。
その後は医師の診察を受け、異常がなければ受付で抗菌剤の点眼や内服薬、眼帯などの必要な薬剤や装具を受け取ります。
まだ視力が不安定ですので、車を運転して帰宅することはできません。
公共交通機関を使って自宅まで戻りますが、不安な人は付き添いを頼むことも検討しましょう。
翌日には術後検診がありますので、指示通りに来院してください。
クリニックによっては、さらに1週間後検診、1ヶ月後検診などがもうけられているところがあります。

レーシック手術後は、翌日から仕事をすることができます。
ですがこれは比較的安静にしていられる事務仕事などの場合です。
パソコンで目を長時間酷使したり、工芸などの細かい手作業をしたりすることは術後3日くらい避けておきましょう。

また体を激しく動かす仕事や、スポーツをすることは、レーシック手術によって傷ついた角膜上皮の状態が落ち着くまではやめておきましょう。
また屋外での作業が多い仕事は、強風により飛んできたゴミが目に入ったり、汗が目に流れ込んできたりする可能性があります。
雑菌が入り感染症を起こしてしまうリスクがありますので、こちらも術後1週間くらいは避けておくのが賢明です。
自身の仕事内容をかんがみながら、レーシック手術の日取りを決める必要がありますので、カウンセリングのときにしっかり相談しておくようにしてください。

技術の進歩は現在進行形!お手頃価格のスタンダードレーシック

20世紀に開発されたスタンダードレーシックですが、マイクロケラトーム機器の精度がどんどん上がっており、現在では熟練の医師の手による施術ではレーザーと同等程度の結果が得られるようになりました。
レーザーに比べて半額程度というリーズナブルさがメリットの術式ですので、「レーシックを受けたいけれど高いから…」と躊躇しているなら、一度カウンセリングを受けくわしく説明を聞いてみることをおすすめします。

関連記事

  1. レーシックの術式は何が違う?主な術式の特徴とセルフ適正術式診断

  2. レーシックでは対応できなくてもフェイキックIOLなら手術可能!リスクの…

  3. ラゼック、エピレーシック、PRKの違いと共通点

  4. 円錐角膜の画期的な治療方法「クロスリンキング(角膜強化法)」は視力矯正…

  5. あのサッカー選手が選んだアイレーシックはどんな術式?種類や使用機器、治…

  6. 次世代の視力矯正手術・リレックススマイルとは?治療方法や効果、リスクま…

注目のトピックス

独占インタビュー特集