2013年12月4日の報道について

消費者庁に過去4年半で80件ほどの健康被害報告が寄せられたという件について

レーシック手術は日本で年間何十万件と施術されています。
4年半での施術母数は何百万件になるのでしょうか?

この母数の大きさに対して「健康被害」が80件。

これって普通の医療事故と比べて、また普通に道を歩いていて交通事故に遭う確率と比べてそんなに際立って高い数字なのでしょうか?

健康被害の内容について

報道内容をニュースサイトから引用させてもらいますね。

『被害の内容で最も多かったのは、視力が矯正されすぎて遠視になったというもので、このほか、目に激しい痛みを感じたケースや、1時間に数回、目薬をさすようになったケースなどもあった』とのことです。
※引用元:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131204/k10013576321000.html

最も多いとされる「視力が矯正されすぎて遠視になった」件、これは明らかに適応検査でのコミュニケーション不足ですよね。

このような健康被害が起きている背景には、某クリニックから始まり一時期加熱した矯正視力自慢宣伝競争があると思われます。

数年前、レーシッククリニックは競って「○○%が1.5以上に回復!」などの宣伝方法で患者集めを行っていました。その当時は患者が望むままに必要以上の視力にまで矯正してしまっていたということが多かったのではないかと考えられます。

そもそも、レーシック手術に失明の危険性はありません。
機械(レーザー)をセッティングすれば角膜は自動で削られてしまうわけで、手術自体の危険性も大変低いレベルです。

つまり、レーシックで何かしらの健康被害が起きるとすればそれは人災、医療ミスの類とも呼べるクリニックと患者自身の怠慢が大きな原因だと当サイトでは考えます。

適応検査での医師とのコミュニケーションは超大切!

レーシックではまず、自身がどれくらいの視力を望むか?

そして、それに対してカウンセリング担当の眼科専門医が専門的見地から助言し、患者さん一人ひとりにとって最適な矯正視力を提案する。
これが術前カウンセリングとして行われることはレーシックの基本中の基本のはずです。

当サイトが取材させていただいた新宿近視さん、錦糸眼科さんでもカウンセリングと適応検査の重要性は強調されていました。

ライフスタイルによって必要な視力も違ってくるはずですし、みんながみんな1.5の視力が必要なわけではないわけです。

今回の消費者庁からの注意喚起は「レーシックにはメリットもあるがデメリットもあるのでリスクの説明をしっかりと受けてから判断しよう」というものです。

そして、それは当サイトで伝えたいテーマとも完全に一致します。

報道では数少ない健康被害の内容ばかりが取り上げられていて、さもレーシックが危険なものであるかのような言い回しばかりでしたが、消費者庁や日本眼科学会もレーシックが危険であるなどとは一言も言っていません。

コンタクトやメガネの煩わしさから解放されるということは大変魅力的なことですし、歪曲された情報が原因でレーシックを諦めてしまう人が出てしまうことはとても残念です。

当サイトで取材させていただいた新宿近視クリニックでレーシックを受け、一時期は失敗したのではないか?と報道されていたサッカー日本代表の本田圭佑選手も、ダイヤモンド・オンラインの記事でその疑惑を全否定しています。

◆本田選手と執刀医である安田医師のインタビューはこちら

レーシックに興味があるなら、適応検査とカウンセリングでしっかりと自分の希望を伝え、最適なプランを提案してくれるクリニックを選びましょう。安全性ばかりを強調するようなクリニックであれば敬遠したほうが無難でしょう。

実際に健康被害に遭われている方がいらっしゃるのも事実ではありますが、そうした事象をクリニック側も教訓としながら更にレーシックを洗練させていること、現在ではより安全性の高い手術が開発されていることを理解してほしいと考えています。