ウエーブフロントの種類や特徴と使用する術式などまとめ

人間の眼球にはゆがみがある!

人間の眼球は、完全な球体ではなく人それぞれにわずかなゆがみを持っています。
目はカメラのレンズにたとえられますが、この眼球のゆがみ(収差)は見え方の質に大きくかかわってきます。
カメラのレンズにはゆがみはありませんが、人間の角膜や水晶体にあるゆがみのせいで、ピントがずれてものがはっきり見えにくくなってしまうことがあるのです。
これが乱視という状態であり、近視や遠視と違って矯正がとても難しいものです。
乱視がきつい人はものが重なってブレたように見えたり、ぼやけて見えたりします。
視力はしっかり出ているのに字がうまく判別できないなど、日常生活に不便を感じることも多いのです。

ウエーブフロントって何をする機器なの?

ウエーブフロントは、この人間の眼球のゆがみを計測し、矯正することができる機器です。
通常のレーシックでは近視や遠視の矯正はできても、個々のゆがみにまで対応できませんでしたが、ウエーブフロントでは乱視まで含めたいわば「オーダーメイド」の視力矯正をすることができます。
量販店で買う均一なサイズしかない洋服と違って、すべてをきちんと採寸してオンリーワンの洋服を作るのと似ています。
ウエーブフロントのウエーブは「波」という意味ですが、個々の眼球のゆがみを波面としてとらえ、形状を計測してからどこをどう矯正するかを決め、レーザー照射に反映させることができるのです。

ウエーブフロントの種類について

VISIX Wave Scan WaveFront(ウェーブスキャンウェーブフロント)

アメリカのAMO社製の角膜診断システムで、パイロットや軍人に推奨されているアイレーシックやアイデザインレーシックという術式で使用する機器です。
ひとりひとりの眼球のゆがみを計測し、そのデータをもとに高性能コンピュータが乱視の状態を数値化します。
それをエキシマレーザーの照射データに細かく反映していくシステムとなっています。

ZDW(ZyoptixR Diagnostic Workstation)

ZYOPTIX 診断 ワークステーションとも呼ばれる、Technolas Perfect Vision社製の機器です。
波面(ウェーブフロント)解析装置ザイウェーブ( Zywave)と角膜解析装置オーブスキャン( Orbscan )を使って、ひとりひとりの目の状態をあますところなく計測し把握する角膜診断システムです。
こちらもアイレーシックやアイデザインレーシックで使用する機器となっています。

最先端技術を結集したウエーブフロントで、見え方の質にまでこだわる!

アイレーシックやアイデザインレーシックは、ただ視力がよくなればいいのではなく、見え方の質にこだわる人に選ばれている術式です。
パイロットや軍人、そしてプロスポーツ選手などの細かいところまでクリアに見えることが必要な人は、眼球のゆがみからくる見え方の揺らぎがリスクになってしまうことも。
ウエーブフロントは、現在のレーシックにおける最先端技術を結集した機器だといえます。
従来のレーシックでは、個々の眼球のゆがみまでを矯正することができませんが、ウエーブフロントを使ったアイレーシック・アイデザインレーシックならそれが可能です。
せっかくレーシックをするなら最高の見え方を手に入れたい。そんな人に選ばれているのがウエーブフロントという機器なのです。

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