進化を続けているマイクロケラトームやエピケラトームの種類や特徴

フラップ形成に必要な「ケラトーム」とは

一般的なレーシック手術は、フラップを形成し、めくったところにエキシマレーザーを照射して視力を矯正し、ふたたびフラップを戻すという手順をとります。
このフラップを形成する際に使用する機器のことを「ケラトーム」といいます。
ケラトームとは眼球専用カンナのことで、レーシック手術が開発されたときから必要不可欠な機器として多くの人々の視力矯正を支えてきました。
医療用レーザーでフラップを形成できるようになった現在でも、ケラトームはレーシックの現場で使用され続けています。
ケラトームの技術は年々進化を続けており、いまではその性能はレーザー機器に劣らないほど向上しているのです。
現在レーシックで使用されている「マイクロケラトーム」と「エピケラトーム」について、くわしくみていきましょう。

マイクロケラトームについて

マイクロケラトームは、スタンダードレーシックに使用される、角膜を削ってフラップを形成するための機器です。
日本のNIDEK社製のマイクロケラトーム、フランスのモリア社製「マイクロケラトーム M2」がその代表的なものです。
レーシックの歴史は欧米から始まりましたが、日本人の眼球とはサイズが異なっており、レーシックが普及するのに時間がかかった経緯があります。
ですが日本人の眼球に合ったこれらの機器が開発され、スタンダードレーシックは日本人の視力矯正手術として広まっていきました。

熟練した医師によるスタンダードレーシックは、イントラレーシックに劣らない成果を上げています。
そこには医師の卓越した腕前とともに、マイクロケラトームの技術進化も貢献しているのです。

エピケラトームについて

エピケラトームは、エピレーシックに使用されるフラップ形成のための機器です。
スタンダードレーシックとは違い、エピケラトームは角膜を削ることなく、角膜上皮だけを削ってフラップを作ります。
スイスのZiemer社製 アマデウスIIやフランスのMoria社製Epi-Kがその代表的なものです。

エピケラトームにより削られた角膜上皮は再生が可能なため術後しばらくすると新陳代謝によりフラップが自然になくなっていきます。
フラップの継ぎ目が残らないことが特徴であるエピレーシックには欠かせない機器がこのエピケラトームなのです。

レーシック手術を支え続ける眼球専用カンナ=ケラトームの技術進化は現在進行形!

レーザーによるイントラレーシックが普及したいまでも、スタンダードレーシックやエピレーシックは多くの人たちから選ばれ続けています。
その立役者となっているのが、マイクロケラトームとエピケラトームです。
「ケラトーム」という名前は同じでも、角膜を削るマイクロケラトームと、角膜上皮だけを削るエピケラトームはまったく別物という認識です。
眼球専用カンナ=ケラトームの技術の進歩はまだまだ未知数であり、この先どこまで精密化するか大きな期待をもって見守られています。
熟練した技術を持つ医師と、進化したケラトームの組み合わせは、これからも多くの人たちの視力矯正に貢献していくことは間違いないでしょう。

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